腸活にビフィズス菌を摂り入れるべき理由とは?具体的な働きを確認!

最近よく耳にするようになった「腸活」。健康な腸を手に入れるためにさまざまなアプローチを行うことですが、そのために欠かせないのがビフィズス菌です。今回は自分の腸内環境をチェックする方法や、腸活を行うメリット、腸活において体内でビフィズス菌がどのような役割を担っているのか、詳しく解説します。

自分の腸内環境をチェックする方法

自分の腸が健康なのか、よく分かっている人は実は少ないのではないでしょうか。ここでは、自分でできる腸内環境のチェック方法をご紹介します。一番簡単なのは便でセルフチェックする方法です。便は腸を通って出てくるものですので、便の状態で自分の腸がどのような状態なのかをおおよそですがチェックできます。便の色が黒っぽかったり、逆に黄色すぎたりすると腸内環境はよくありませんし、匂いが強かったり粒上のものが混ざっている場合も同じくです。なお、通常1~3日で苦労せずに便通があれば正常ですが、それ以上期間があくようであれば便秘の状態であるため、健康な腸とはいえません。また便とともに生活習慣も判断材料となります。お酒をたくさん飲む人や運動不足の人、健康的な食事ができていない人の腸は乱れている可能性が高いため注意が必要です。少し手間とお金はかかりますが、便を専門機関に送って診断してもらう方法や、尿でチェックするキットなどを用いる方法もあります。もちろん、さらに詳しく正確に調べたいのであれば病院で検査を受けるのが一番です。

腸活を行うメリットとは?

腸活によって得られるメリットはたくさんあります。ここではその一部をご紹介します。

■便秘の解消

便秘は腸内環境が乱れ、正常に便が排出されていない状態です。腸活によって腸内環境を整えれば、便秘が解消する効果も見込めます。便秘を放置しておくと腸内に老廃物がたまったままになり、さまざまなリスクの一因となるため、早いうちに解消することが大切です。

■免疫力アップ

腸内環境が整うと腸内で善玉菌が増え、悪玉菌の増殖を抑えられるので、免疫力を高めることができます。免疫細胞のおよそ70%は腸内に存在していると言われているため、身体全体にとっても腸活は重要な役割を担っていることになります。

■ストレスの緩和

ストレスが溜まると下痢や便秘などの不調が起こることから分かるように、腸と脳は深く関係しています。腸活によって腸内環境を整えることで、心身ともに健やかな状態を保つことができます。

腸内環境を整えるためにビフィズス菌を積極的に摂り入れよう!

腸内環境を整えるにはビフィズス菌が欠かせません。ビフィズス菌はおもに大腸や直腸内で活躍する善玉菌です。腸内はアルカリ性に偏りやすく、そのため悪玉菌が増えやすい場所でもあるのですが、ビフィズス菌は乳酸や酢酸を生み出すことで腸内をアルカリ性から中性・弱酸性に保ってくれます。結果として悪玉菌が減り、代わりに善玉菌が増えることで腸内環境が整います。ヨーグルトや乳酸飲料など、腸内環境を整えるといわれているものにはビフィズス菌が含まれていることが多いのはこのためです。腸活をするときにもビフィズス菌を積極的に摂り入れる必要があります。ビフィズス菌は生活習慣の乱れや食生活の偏りで減ってしまうため、それらを改善することはもちろんですが、さらにプラスしてサプリや食品によってビフィズス菌を生きたまま腸内に届けることも同じくらい大切です。

まとめ

腸内環境を整えることで解消される不調はたくさんあり、腸活はそのための地道な努力です。生活習慣を改善したり食生活に気を配ったりすることはもちろん、併せてビフィズス菌を摂り入れることは腸活の大きな助けになります。腸活を行う際には是非ビフィズス菌の役割や効果を理解し、自分に合った方法で適切に摂り入れてみてください。