加齢や生活習慣で減っていく!?ビフィズス菌の減少を抑える方法を紹介!

フィズス菌が増えると、腸内の悪玉菌を抑え込むことができます。そのおかげで、私たちは便通の改善や免疫力アップなどの恩恵を受けているのです。しかし、ビフィズス菌は生活習慣によって、増えるどころかどんどん減ってしまうもの。そこで、ここではビフィズス菌の減少を防ぎ、増やす方法をお伝えします。健康促進のヒントにしてくださいね。

ビフィズス菌の減少を抑える方法

現代人の生活習慣は、ビフィズス菌減少のリスクが高くなりやすい傾向があります。
例えば、忙しくて外食やお弁当などで食事を済ませることが多くなると、栄養の偏りが出てきます。特に、食物繊維やオリゴ糖は不足しやすい栄養素です。ビフィズス菌の好物である2つの栄養素が足りないと、ビフィズス菌が腸に定着しにくくなってしまいます。
また、お肉中心の食事習慣も悪玉菌を増やす原因です。悪玉菌は動物性脂肪が多いと増殖し、タンパク質を腐敗させて人体に有害なアンモニアなどを発生させます。腸内環境に食生活はダイレクトに影響を与えるため、毎日の栄養バランスの取れた食事は大変重要です。
現代人に多い運動不足も、ビフィズス菌の減少に関連しています。腹筋が弱まると、便を押し出す力も弱まって便秘になりがちです。便が溜まった腸内は悪玉菌が発生しやすく、ビフィズス菌は居場所を失ってしまいます。激しいトレーニングではなくても、日常的にストレッチやウォーキングなどの適度な運動を取り入れてみましょう。軽い腹筋も腸の蠕動運動を活発にします。
また、ストレスもビフィズス菌が減る要因です。ストレスが高いと、交感神経が優位になります。腸の蠕動運動が活発になるのは、リラックスした副交感神経が働いているとき。ストレスが高いと、体は戦闘モードになって、消化器官のことは後回しにするのです。その結果、便秘や消化不良となり、悪玉菌の増殖を助長することになります。好きな音楽を聴く、マッサージを受けるなど、定期的にストレスをケアする習慣をつけると、ビフィズス菌も喜んで増えてくれます。
また、加齢によってもビフィズス菌は減少していきます。これは生理現象なので仕方がないのですが、若いころよりも腸内環境が乱れやすくなるという意識を持って生活習慣を見直す必要があるというわけなのです。

体内のビフィズス菌を増やすためには?

ビフィズス菌は、サプリメントなどで一時的に摂取しても体内で増えるわけではありません。ではどうしたらよいかというと、ビフィズス菌を摂取するだけなく、ビフィズス菌を増やす作用のあるものも摂取することが重要なのです。片方だけでなく両方意識して摂取することが、ビフィズス菌数のアップには効果的です。
ビフィズス菌は酸素に弱く、通常は食品から摂ることは難しいため、サプリメントやビフィズス菌入りと表示されたヨーグルトなどから摂取します。また、ビフィズス菌を助ける乳酸菌はヨーグルトや生チーズ、さまざまな発酵食品から摂ることができるため積極的に摂取しましょう。ビフィズス菌を増やすものとしては、食物繊維やオリゴ糖が適しています。

ビフィズス菌の効果をさらにアップさせるには?

ビフィズス菌は、腸に留まらず排せつされる性質です。そのため、ビフィズス菌を増やすには、毎日摂取を続けることが大切となります。豆類やみそ、根菜類がふんだんに使われる栄養バランスの取れた和食がぴったりなのですが、毎日となると準備が大変かもしれません。
そこで、手軽にできるものとして、ヨーグルトにオリゴ糖シロップをかけて、リンゴやバナナなどのフルーツをトッピングする方法をおすすめします。フルーツをカットしてから凍らせて、ミキサーにかければヨーグルトスムージーにもなります。おやつにも朝食にもなるため、その日のスケジュールによって取り入れる時間を選ばずに続けられますよ。

おなかの健康を守ってくれるビフィズス菌。でも、生活習慣などで減ってしまうのも事実です。ビフィズス菌が減るのを防ぎ、食習慣で上手に増やしていつもおなかを健やかに保ってくださいね。