プラセンタに副作用はある?購入前に確認して安全に使用しよう!

美容効果や健康への優れた効果が期待できるプラセンタですが、動物の胎盤由来の成分ということで、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。効果が高い成分だからこそ、ちょっと過剰に働くのではないかという、心配もありますよね。プラセンタには副作用があるのか、詳しく解説していきます。

プラセンタに副作用はあるのか?

プラセンタをどのように使用するかによって、副作用が起こる可能性は異なります。プラセンタを摂取するには、プラセンタエキスをスキンケアとして利用する、インナーケアとして口から取り入れる、そして注射で直接体に取り入れるという3つの方法があります。それぞれの摂取方法別に、考えられる副作用を説明します。

■スキンケア

純度が高い「原液」の状態でプラセンタエキスを使用したとしても、スキンケアとして用いるのなら副作用はほとんどないといわれています。ただ、肌が敏感な人やその時の体調などにより、プラセンタが合わないこともあるでしょう。

■インナーケア

サプリメントなど、口からプラセンタを取り入れる場合は、アレルギー反応が起こる可能性もあります。プラセンタには多種類の栄養素が含まれているため、そのうちのどれかに反応してしまうと、赤みや腫れ、時には蕁麻疹などが現れる場合があります。もしアレルギー反応が出た場合はすぐに使用を止める必要がありますし、アレルギーを持っている人なら事前に成分などを確認しておくようにしましょう。

■注射

注射もインナーケアと同様に、アレルギー反応を起こす場合があります。口から取り入れるよりも、注射の場合はすぐに反応が現れる可能性があるでしょう。注射は医療機関で行いますから、問題が起こったとしてもすぐに処置してくれるはずですが、アレルギー体質なら事前にそのことをしっかりと伝えるようにします。また、プラセンタを注射で取り入れた場合は、その後献血ができなくなるというデメリットがあります。注射に用いられるプラセンタはヒト由来のもので、vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)のリスクが否定できないとされるため、感染予防策として献血制限があるのです。

安全にプラセンタを使用するための選び方のコツ

副作用やデメリットを避けて安全にプラセンタを使用するには、次のようなポイントに注意し選ぶことが大切です。

■原材料を確認する

日本で製造されているプラセンタ製品は、原料に豚や馬の胎盤を使用していますが、海外製品では羊由来のプラセンタが使われているものもあります。輸入される羊由来のプラセンタ製品は、品質やBSEが発生していない地域のものであるか、見極めるのが難しい場合があります。また、動物由来ではない海洋性プラセンタや植物由来のプラセンタは、胎盤から抽出されたものではないので成長因子が含まれておらず、プラセンタ特有の効果は期待できません。プラセンタと名前がつきますが、正確にはプラセンタといえないでしょう。

■豚プラセンタは「豚」をチェック

豚プラセンタを選ぶなら、原材料がどんな豚なのかチェックしましょう。おすすめは「SPF豚」の胎盤から抽出されたプラセンタですが、他にも海外製のものなら生産国の規格に適合していることが明記されていれば安心して利用できるでしょう。

■スキンケアなら高濃度のエキスを選ぶ

プラセンタエキスは希釈せず濃度が濃い原液の状態がおすすめ、スキンケアでより効果を実感できます。

プラセンタを使用する際に注意する点

インナーケアとして、サプリメントでプラセンタを使用する際は、次のような点に注意してください。

■服用している薬がある場合

プラセンタサプリは薬ではなく健康食品ですから、基本的に飲み合わせについては問題ないといわれています。しかし、持病があり薬を服用している場合はかかりつけの医師や薬剤師に相談するのがおすすめです。また、ピルを服用している場合も、プラセンタによりピルの作用が減少する可能性もあるので注意が必要です。

■異常を感じたら使用を中止する

アレルギー体質の人なら、プラセンタで症状が出る場合もあります。また、アレルギー体質でなくてもプラセンタが体に合わないこともあるので、肌に異常が出たり体調がおかしいと感じたら、すぐに使用を中止するようにします。

副作用の心配は少ないといわれるプラセンタですが、アレルギーがある人なら注意が必要で、薬を服用しているなら飲み合わせにも気を付けてください。プラセンタ製品を選ぶなら、原材料や品質をチェックし安全性の高い安心して使えるものを選びましょう。