過剰摂取には注意!プラセンタの摂取量の上限はどのくらい?

どんなに効果がある成分でも、適量以上に摂取すれば「害」になることもあるでしょう。サプリメントは食品ですが、配合されている成分によっては過剰摂取に注意しなければなりません。プラセンタの場合はどうでしょうか?摂取量の上限や、過剰に摂取したことで起こりうる副作用について説明していきます。

プラセンタの摂取量の上限とは?

プラセンタの1日の摂取目安量は存在し、それが「プラセンタエキス純末で100㎎以上」とされています。「以上」とあるので、これが上限ではないということが分かりますが、だからといってたくさん摂取しても良いわけではありません。飲むのが1種類のプラセンタサプリだけでなく、同時に他のサプリメントも飲む場合、重複する栄養素があるのなら要注意です。合わせて摂取することで過剰になる栄養素があるのなら、複数のサプリメントのどれかを止めるか、量を減らす必要があります。ですから、プラセンタサプリと他のサプリメントを一緒に飲むときは、それぞれの栄養素についてしっかりチェックしましょう。また、プラセンタサプリは定められた量を守り、過剰に摂取することは避けるようにします。

プラセンタの過剰摂取により起こりうる副作用

プラセンタを過剰に摂取したら、どのような副作用が起こるのでしょうか?経口摂取・注射によりプラセンタを取り入れた場合に、起こりうる副作用を挙げてみましょう。

■アレルギー反応

もともとアレルギー体質だったという可能性もありますが、適量ではなく過剰に摂取することでアレルギー反応を起こすことも考えられます。症状としては、かゆみや発疹、せきなどです。

■消化器症状

便秘や軟便などの消化器の症状が現れる場合もあります。

■肝機能障害

微熱、浮腫などが現れることがあります。

■疼痛

注射の場合、針を刺した部位がずきずきと痛みを感じることがあります。

この他にも頭痛をなども確認されていますが、重大な疾患につながったという報告はないようです。日本で製造されているプラセンタサプリの場合は、品質に問題がない安全な製品が販売されていますが、海外製品の場合は品質に問題があったり副作用が起こったりする可能性がゼロではありません。プラセンタサプリは口に入れるものですから、信頼できる確かな品質であることを確かめてから購入するようにしましょう。もしプラセンタを摂取してこのような症状が起こった場合は、すぐに使用を中止してください。

プラセンタを安全かつ効果的に取り入れるためには?

プラセンタは摂取上限がはっきりと定められていませんが、過剰摂取は避け適量取り入れることが、安全で効果的な利用につながります。注射で摂取する場合は、医師の判断で安全な量を摂取するので問題はありませんが、自分で選んだサプリメントを利用するときは、定められた量を守るようにしましょう。また、サプリメントの場合はプラセンタ以外の配合成分もチェックし、他のサプリメントも一緒に飲む際は、重複する成分が過剰にならないか注意してください。体質や飲んだ時の体調により、プラセンタで副作用が起こる可能性もあります。アレルギーを持っているのならプラセンタを摂取する際も慎重に、医療機関でプラセンタ注射を受ける時は、事前にアレルギー体質であることをしっかりと伝えましょう。アレルギーを持っている場合も、プラセンタサプリに配合されている他の成分もチェックし、自分持っているアレルギーに該当する成分が配合されている場合は、飲むのは避けるようにします。いずれの場合も、プラセンタを利用したことで身体に異常が起こったのなら、使用を中止するようにしましょう。

プラセンタは摂取の上限がはっきりと定められていませんが、過剰に摂取することは避けるべきでしょう。プラセンタサプリを利用するなら、プラセンタ以外の成分のチェックも忘れずに、一緒に飲む他のサプリメントがあれば、重複して過剰になる成分がないか確認しましょう。安全にプラセンタを取り入れるためには、適量を守り異常が起こった時はためらわずに中止してください。