腸内環境を良好に!ビフィズス菌の効率的な増やし方を学ぼう

腸内環境が悪化する原因として注目されているのが腸内細菌です。いわゆる悪玉菌が多くなり、善玉菌が減ると下痢や便秘などの症状が現れるとされており、特に注目を集めているのがビフィズス菌などの善玉菌の増やし方になります。今回はそのビフィズス菌の効率的な増やし方を徹底解説します。お腹の調子が良くない方は必見です。

ビフィズス菌を摂取することで得られる健康効果

そもそもビフィズス菌を摂取し増やすとどのような健康効果が得られるのでしょうか。

■整腸作用

ビフィズス菌には大腸の働きを支える作用が期待できます。腸の動きをスムーズにし、蠕動運動を活発化させます。つまり便秘を改善する効果が極めて高いとされているのです。もう少し具体的にお話すると、有害菌、いわゆる悪玉菌によって発生するアンモニア、インドールなどの腸内腐敗産物が減少しやすくなります。腸内腐敗産物は便秘だけではなく下痢にも関わるとされており、ビフィズス菌を摂取することで下痢の改善効果も期待できるのです。

■感染症の予防

我々の身体には免疫細胞があり、その免疫システムによって健康が維持されています。その大事な器官である免疫細胞ですが、体の様々な部位にありますが、特に多く存在するとされているのが腸内です。約60%もの腸内細菌が集まっているとされ、その働きは腸内の環境に大きく左右されます。したがってビフィズス菌が増えることで腸内環境が良くなると、免疫システムも向上し感染症にも強くなるのです。

■アレルギーの改善

前述したようにビフィズス菌には免疫システムを改善する働きがあります。その免疫の誤作動として発生するのがアレルギーです。したがってビフィズス菌によって免疫バランスが整えられると、アレルギーが出にくくなるとされています。

ビフィズス菌の効率的な増やし方

様々な健康効果があるビフィズス菌ですが、偏食や加齢によって減少するとされています。では、具体的にどうすればより効率的に増えるのでしょうか。

■食品・サプリメントで摂取する

ビフィズス菌を食品・サプリメントから取り込むことも有効な方法の一つになります。たとえばヨーグルトや青汁、さらにはキムチや納豆などにも乳酸菌は含まれています。それらを定期的に食べるだけでも、腸内に対し良い結果が得られやすくなるわけです。ただ食品として摂取する場合は、空腹時に摂取しないよう注意しましょう。ビフィズス菌は胃酸に弱く、強い胃酸にさらされると死んでしまうのです。出来れば食中・食後に食べるようにすると良いでしょう。その点、サプリメントは腸まで届けるように設計されているものもありいつ飲んでもOKなのでより効率的といます。

■食物繊維とオリゴ糖を意識して摂取する

ビフィズス菌はすでに腸内にもあるものなので、腸内で優位になれるような栄養素を摂取するのも一つの方法です。そこで注目してほしいのが食物繊維とオリゴ糖であり、それらはビフィズス菌を助ける栄養素になります。食物繊維は玄米や麦飯などの穀類、さらには豆類や芋、そして野菜やきのこなどに多く含まれています。オリゴ糖はゴボウ、玉ねぎ、ハチミツ、バナナなどに含まれています。それらの食品を普段の生活に取り入れてはいかがでしょうか。

ビフィズス菌の減少につながってしまうNG行動とは?

ビフィズス菌は生活習慣によっても減ってしまうものです。ここではビフィズス菌を維持または増加させていくために知っておきたい、減少につながるNG行動をご紹介します。

■偏食

ビフィズス菌などの善玉菌に欠かせないのが前述した食物繊維やオリゴ糖です。一方で、ジャンクフードやお弁当などで食事を済ませている方はそれらの大事な栄養素の摂取量が少ないわけです。バランスの良い食生活を心がけてください。

■運動不足

1週間に1度も運動しない方もいるのではありませんか。そもそも運動をしないと腹筋が弱り、腸の蠕動運動が弱まることも分かっています。腸内に長時間食品がとどまることになり、悪玉菌の発生原因となるのです。ウォーキング程度でも良いので、定期的に体を動かしましょう。

■ストレス過多

ストレスは腸に大きな影響を与えます。仕事や人間関係等で悩みを抱えていると、どうしても腸内環境が悪化し、ビフィズス菌が減少します。ストレスは溜め込むのではなく、定期的に解消しましょう。好きなことを定期的に行ったり睡眠時間を確保したりすると、徐々にストレスは解消されていくはずです。

まとめ

腸内環境を向上させるビフィズス菌の効率的な増やし方をお教えしました。食品・サプリメントで摂取することで、ビフィズス菌の絶対数が増える可能性があります。さらに食物繊維とオリゴ糖を摂取することで腸内にあるビフィズス菌に栄養を与えられれば、腸内環境は格段に向上するでしょう。ビフィズス菌の減少につながるNG行動もご紹介したので参考にしていただけたら幸いです。