ビフィズス菌が整える腸内環境が健康的な生活に欠かせないことは、近年よく知られるようになってきました。しかし、ビフィズス菌の減少がどんな影響をもたらすのか、どうしてビフィズス菌が減ってしまうのかについては「よくわからない…」という方も多いのではないでしょうか。今回はそんなビフィズス菌にまつわる疑問を解消していきましょう!
体内のビフィズス菌が減少することで起こりうる不調とは?
ビフィズス菌は腸内環境に影響を与える菌の1つです。その中でも身体にいい働きかけをしてくれる善玉菌に属しているものですので、減少してしまうと様々な不調を引き起こす可能性があります。
■腸内環境のバランスが悪くなる
体内のビフィズス菌が減ってしまうと、身体に悪い働きかけをする悪玉菌が増えてしまいます。悪玉菌が増加すると、腸内環境のバランスは崩れます。その結果として、便秘や下痢などを引き起こしやすくなるのです。
■体脂肪が減りにくくなる
ビフィズス菌は体脂肪にも影響を与えているとされています。ビフィズス菌が増加するほど体脂肪は減少しやすくなるのです。もちろんダイエットが上手くいかない原因はビフィズス菌不足だけに留まりませんが、存分に効果を得たい方はサポートとしてビフィズス菌や腸内環境について考えてみるとよいでしょう。
■うつ病になる可能性が高くなる
意外に思われるかもしれませんが、ビフィズス菌の減少はメンタル面にも影響を及ぼすとされています。うつ病の患者さんはそうでない人よりもビフィズス菌の量が少ない傾向にあるといわれています。うつ病のリスクを避けるためにも、腸内環境の改善は有効かもしれませんね。
ビフィズス菌が減ってしまう要因として考えられること
ビフィズス菌が身体にも心にも大切な存在であることはおわかりいただけたでしょう。では、ビフィズス菌はどのようなことを要因として減ってしまうのでしょうか。
■偏った食生活
現代人の食生活は欧米化が進んでいます。特にお肉類中心の生活は悪玉菌を増やしてしまうことが知られていますよね。これはビフィズス菌の減少にも繋がっていきますので、バランスのよい食生活を実践するようにしましょう。
■運動不足
運動不足もビフィズス菌を減らす原因となることがあります。筋力が衰えることにより、腸に便が溜まりやすくなるためです。適度な運動は健康のさまざまな面から大切といえますね。
■ストレス
ストレスの溜まる生活も、腸内環境にはよくありません。仕事などでストレスを感じる機会の多い方もいるでしょうが、自分なりの解消法をきちんと見つけておきましょう。もちろん、生活習慣の乱れもストレスに繋がりますので見逃してはいけませんよ。
■加齢
ビフィズス菌は加齢にともなって減少していきます。歳はとらないわけにもいきませんので、「生活習慣に問題はないのだけれど…」と感じている方は、積極的にサプリメントの摂取などを考えてみることをおすすめします。
ビフィズス菌を効率的に摂取する方法
「ビフィズス菌をもっと効率的に摂取したい!」と感じている方も多いでしょう。そんな方はぜひ、サプリメントを試してみてください。サプリメントは摂取に時間がかからず手軽ですので続けやすいというメリットがあります。外出先や旅先でも普段と変わらず取り入れられる点も魅力的です。その上で食物繊維とオリゴ糖を摂れば、ビフィズス菌のさらなる増加にも期待ができます。おやつにアーモンドや茎わかめをチョイスするなど、自分なりにサプリメントと合わせてみてください。
まとめ
ビフィズス菌は心と身体の健康に作用する重要な存在であることがおわかりいただけたと思います。「最近何だか調子が悪いな…」という方や「心の元気が足りていないな…」と感じている方はまず、腸内環境の改善から試してみるのも1つの方法でしょう。今回ご紹介したようなNG生活習慣に気をつけつつ、サプリメントなどで積極的にビフィズス菌を摂取してみてください。みなさんもぜひ、腸内環境を意識した生活を始めてみましょう!