プラセンタには健康効果や美容効果があるとして注目を集めていますが、その正体は哺乳類の胎盤です。食事で摂取するのは極めて難しい部位なので、効率的に摂るためにはサプリメントが必須になります。そこで考えておきたいのがプラセンタサプリの選び方でしょう。今回は、良質なプラセンタサプリの選び方をお伝えします。
プラセンタの効能とは?
まずはプラセンタ自体の効能について詳しく見てみましょう。
■美肌効果
プラセンタにはシミ予防や保湿など様々なお肌に対する効果が期待できます。実際に医薬部外品の美白有効成分として認められているほどで、様々な化粧品にも配合されています。シミの原因であるメラニンにも高い効果が期待でき、メラニンの生成に必要な活性酸素(チロシナーゼ)の働きを抑制する作用があるなど、お肌に対する効果は計り知れません。
■抗更年期障害
40代になると多くの女性が悩むのが更年期障害です。女性ホルモンが減ることにより、体に対して様々な影響が出てしまいます。発汗や悪寒、疲労感や頭痛といった自律神経に関わる症状、イライラや抑うつなどの精神的な部分にも関わります。それらの治療に医療機関等のプラセンタ注射が用いられることも多く、実際に効果を上げています。
■肝機能の改善
脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変といった肝臓の治療にもプラセンタが利用されています。厚生労働省から肝機能の改善の医薬品も認められており、肝臓の機能が低下している方にもプラセンタはおすすめです。
プラセンタの摂取方法の種類を確認しよう
プラセンタの摂取方法は一つではなく複数あります。自分にあった方法、効果の高い方法を考えて摂取しましょう。
■カプセル・錠剤・ドリンク剤
いわゆる経口による摂取となります。医薬品ではなくサプリメントとして販売されているため、気軽に利用できるのも大きなメリットでしょう。一旦消化され、その上で栄養素が体の様々な部分に送り届けられるので、全身に対する効果も期待できます。最近では味の良いドリンク剤も出てきたので、デザート感覚で服用できるようになりました。
■化粧水などの化粧品
スキンケアとしてお肌に直接的に塗布する方法になります。美肌効果を狙ってプラセンタを摂る時におすすめの摂取方法になります。シミの予防、保湿、抗酸化作用や弾力そしてハリの維持などを目的としている方におすすめです。
■注射
医療行為となるため、医療機関でのみ利用できるものです。厚生労働省に認められているのは、更年期障害と肝機能の改善のみであり、美容目的で利用する場合は自由診療となります。効果は高いとされていますがコストも掛かりますし、ヒト由来のプラセンタを注射すると献血できなくなるので注意してください。
プラセンタはサプリで摂取するのがおすすめ!選ぶ際のポイントとは?
プラセンタサプリは定期的に摂取できるためおすすめです。しかしサプリと一言で言ってもその種類は豊富なので、どれを選んだら良いのか頭を悩ませる人も少なくありません。ここではプラセンタサプリのおすすめの選び方をご紹介します。
■量が明記されているか?
どれだけのプラセンタが含まれているか確認しましょう。当然少なすぎる量では効果も得られにくいです。注目したいのが、純末量になります。純末とはプラセンタエキスから水分と不純物を取り除いて作られるもので、その量は純粋なプラセンタ量になります。またプラセンタと言えば必須アミノ酸が含まれているのが大きな特徴でもあるので、その配合量がしっかり明記されているかも確認してください。
■SPF豚・JHFAマークがあるか?
SPF豚は日本SPF豚協会が定めた基準を満たす豚のことです。抗生物質が使われておらず、厳しい管理のもとで飼育されているので品質が高いと言われています。JHFAマークは、日本健康・栄養食品協会の認定マークです。品質管理や安全性の試験をクリアしていないとつけられないマークであり、継続摂取するサプリメントなのであるものを選んだほうが良いでしょう。
ドリンクの場合は味もチェック
プラセンタサプリの場合は、継続が不可欠です。1日や2日程度飲んだからといって、すぐに効果が現れるわけではありません。継続が必須なので、ドリンクタイプの場合は自分好みの味の商品を選びましょう。
まとめ
継続性の面から考えると、プラセンタはサプリがおすすめです。問題はプラセンタサプリの選び方ですが、まずは配合量に注目しましょう。また品質管理がしっかりされているかも確認してください。