プラセンタを摂り入れる際に注意するべきポイントについて解説!

プラセンタはスキンケアだけでなく、肝機能障害や更年期障害などの治療薬としても利用されています。身近な成分となったプラセンタですが、摂取の前には注意すべきポイントを知っておきましょう。今回は、摂り入れる際の注意点を中心に、プラセンタについて詳しくご紹介していきます。

プラセンタに配合されている栄養素とは?

プラセンタには10種類以上のアミノ酸をはじめとして、ビタミンやミネラル、酵素など、人間の健康や美容面には欠かせない栄養素が多く含まれています。プラセンタには骨や筋肉を作る働きもあり、高齢の方にとっても嬉しい栄養素といえるでしょう。

プラセンタの栄養素に期待できる効果

プラセンタに含まれる成長因子は、細胞の修復や再生をサポートします。アミノ酸や成長因子にはお肌の角質の水分を保持する働きがあり、乾燥肌の改善や、乾燥が原因によって起こるシワの改善が期待できます。多くの女性が悩む肌トラブルにシミが挙げられますが、シミは紫外線などの影響で、メラニン色素が蓄積して起こります。プラセンタにはメラニン色素を作る「チロシナーゼ」という酵素の働きを阻害するため、摂取することでシミ予防効果が期待できます。また肌のターンオーバーを促進する効果も期待でき、今あるシミの改善にも役立つでしょう。さらに、プラセンタは炎症を抑える抗酸化作用もあり、ニキビや吹き出物の改善にも効果が期待できます。炎症によるかゆみを抑えてくれる働きもあるので、アトピーで悩んでいる方にもおすすめです。

プラセンタの摂り入れ方

美容や健康に多くのメリットをもたらすプラセンタは、どのようにして取り入れたらよいのでしょうか。ここで、プラセンタの摂取方法をご紹介します。

・注射による摂取

プラセンタを医療目的で使用する場合、ヒトの胎盤から抽出したプラセンタ製剤を注射で投与する方法が中心となっています。注射はプラセンタの原液を体内に直接注入できるので、吸収が早いのが特徴です。プラセンタ注射は厚生労働省が指定した疾患である更年期障害や乳汁分泌不全、慢性肝疾患による肝機能障害のみ、保険適用となり、美容やアンチエイジングを目的としたプラセンタ注射は保険適用とならないため、注意してください。

・美容ドリンク、サプリメント(経口摂取)

プラセンタが配合された美容ドリンクやサプリメントなども多数販売されています。ドリンクやサプリメントは手軽に始められますが、継続しなければ効果は実感しにくいでしょう。即効性を求めたいのであれば注射をおすすめします。また美容ドリンクやサプリメントは、栄養バランスの整った食生活、規則正しい生活習慣と合わせてはじめて効果を発揮するものです。まずは生活習慣を見直し、プラセンタが効果を発揮しやすい環境を作りましょう。

・コスメ

プラセンタが配合されているコスメは、非常に多くに販売されています。肌に直接塗って使うものなので、美肌効果や保湿効果が期待できます。毎日のスキンケアでお肌にプラセンタを塗り込むことで、若々しいお肌作りも目指していけるでしょう。

プラセンタを摂り入れる際に注意するべきポイント

プラセンタには大きな副作用の危険性はないといわれていますが、アレルギーには注意する必要があります。サプリメントには、動物由来のプラセンタが使用されていることがほとんどです。豚肉や動物性タンパク質にアレルギーを持っている方は、プラセンタを摂取する前に必ず医師や薬剤師に相談してください。また、プラセンタ注射を行った場合、変異型クロイツフェルトヤコブ病の感染予防対策として、摂取後の献血・輸血ができなくなることに注意しましょう。

まとめ

今回は、プラセンタの栄養素や摂取前の注意点を紹介しました。プラセンタは美容や健康に対してプラスの効果が期待できる成分です。しかしあくまでもプラセンタは若々しい体作りのサポートになります。食生活や生活習慣が乱れていれば、効果は期待できません。とくに美容ドリンクやサプリメントで摂取する場合は、生活習慣も合わせて意識してみてください。